ラビアルブラケット矯正装置(セルフライゲーションラビアル)10代女性 I 様矯正症例(先天欠如)
10代女性 I 様「大人の歯が足りない方」のラビアルブラケット矯正装置(セルフライゲーションラビアル)矯正症例
①主訴:大人の歯が足りないこと
②診断名:先天欠如を伴う叢生
③年齢:12歳8ヶ月(矯正精密検査時)
④矯正装置:マルチブラケット矯正装置
⑤抜歯部位:小臼歯1本抜歯(上顎左側第二小臼歯)
⑥動的治療期間:約2年10ヶ月
⑦治療費:
初診料 5,000円 矯正精密検査料 20,000円 矯正診断料 20,000円
セルフライゲーショントータルフィー 700,000円(全て税抜)
⑧リスク・副作用
:歯痛 ブラッシング不足によるう蝕 口内炎と潰瘍 発音障害 歯肉退縮 歯根吸収 後戻り
初診時のパノラマレントゲンとデンタル写真、口腔内写真です。
上顎右側第二小臼歯と下顎第一、第二小臼歯の計5本の先天欠如が認められましたので、上顎左右第二乳臼歯抜歯、上下顎マルチブラケット装置装着後、下顎左右第二乳臼歯の治療を行い、上顎左側第二小臼歯萌出後抜歯し、矯正治療を進めていく方針です。
上下顎MBS装置完了時口腔内写真です。
上顎左側第二小臼歯が萌出したので抜歯を行いました。
下顎左右第二乳臼歯の形態修正を行いました。
下顎右側第二乳臼歯から根管治療→遠心根の分割抜歯→形態修正を行い、tooth size ratio(上下の歯の幅のバランス)を整えます。
左側も同様に治療を行います。
スペースクロージングステージです。上顎はクロージングループを使用し、スペースの閉鎖を行います。
個々の歯の詳細な配列を行うディテーリングステージです。
動的(歯を動かす治療)治療を終了し、ついにブラケットを口腔内より撤去を行いました。
現在、自分で取り外しが出来るマウスピース型の保定装置を使用して頂いております。ブラケットを外した直後が後戻りといい元の位置に歯が戻りやすい状態ですので、頑張って保定装置を使用してください。
今後は下顎左右第二乳臼歯が将来的にどこまで機能するか不明ですが利用できる時期まで利用する方針とし、抜け落ちた場合はインプラントを含む補綴治療か、あるいは第三大臼歯(親不知)を咬合に参加させる’再矯正治療’を行うというプランを予定しております。
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