フルリンガルブラケット矯正装置(セルフライゲーションリンガル)20代女性H様矯正症例(上顎側切歯矮小歯のためイレギュラーな排列)
20代女性H様「上下真ん中のずれを治したい方」のフルリンガルブラケット矯正装置(セルフライゲーションリンガル)矯正症例
①主訴:上下真ん中のずれが気になる
②診断名:叢生
③年齢:29歳1ヶ月(矯正精密検査時)
④矯正装置:リンガルアーチ、マルチブラケット装置、歯科矯正用アンカースクリュー
⑤抜歯部位:4本(上顎右側第一小臼歯と下顎左右側第一小臼歯、上顎左側側切歯)
⑥動的治療期間:約2年11ヶ月
⑦治療費:
初診料 5,000円 矯正精密検査料 20,000円 矯正診断料 20,000円
フルリンガル施術料 700,000円 矯正治療処置料 5,000円×来院月数
歯科矯正用アンカースクリュー 10,000円×2 (全て税別)
⑧リスク・副作用
:歯痛 ブラッシング不足によるう蝕 口内炎と潰瘍 発音障害 歯肉退縮 歯根吸収 後戻り
初診時の口腔内写真です。
従来通りであれば矯正治療において抜歯が必要な治療である場合、小臼歯の抜歯(◯)が望ましいのですが、H様は上顎左右側側切歯が矮小歯であり、さらに上顎左側側切歯(◯)は矮小歯の中でも〝栓状歯〟に分類され、排列的に考慮しイレギュラーなケースとして上顎左側の抜歯は小臼歯ではなく側切歯の抜歯の治療計画とさせていただきました。
上顎右側側切歯は将来的に最終的な補綴処置も検討しております。
上下顎MBS装置完了時口腔内写真です。
上下顎に装置をつけてから約1年後のレベリング(デコボコの改善)完了時口腔内写真です。
スペースクロージングステージです。
歯科矯正用アンカースクリュー(TAD)を用い、顎間ゴムを併用していただきながら上顎遠心移動を進めます。
上顎右側側切歯は矮小歯であり歯のサイズが小さかったためビルドアップ(CRレジンにて形態を修正)を行いました。
個々の歯の詳細な配列を行うディテーリングステージです。
動的(歯を動かす治療)治療を終了し、ついにブラケットを口腔内より撤去を行いました。
現在、自分で取り外しが出来るマウスピース型の保定装置を使用して頂いております。
ブラケットを外した直後が後戻りといい元の位置に歯が戻りやすい状態ですので、頑張って保定装置を使用してください。
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