マウスピース型矯正装置(インビザライン)20代男性S様矯正症例
20代男性S様「デコボコを治したい方」のマウスピース型矯正装置(インビザライン)矯正症例
①主訴:上の前歯のデコボコが気になる
②診断名:上顎前突を伴う叢生
③年齢:24歳1ヶ月(矯正精密検査時)
④矯正装置:マウスピース型矯正装置(インビザライン)※
⑤抜歯部位:非抜歯
⑥動的治療期間:約2年10ヶ月
⑦治療費:
初診料 5,000円 矯正精密検査料 20,000円 矯正診断料 20,000円
インビザライントータルフィー 900,000円(全て税抜)
⑧リスク・副作用
:歯痛 ブラッシング不足によるう蝕 口内炎と潰瘍 発音障害 歯肉退縮 歯根吸収 後戻り
※マウスピース型矯正装置(インビザライン)
完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
初診時の口腔内写真です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は歯並びを治療する患者様一人一人に合わせた、ドクターの治療計画に基づいてカスタムオーダーで製造されます。直接、歯に装置を付けない取り外しのできるマウスピース状の透明な装置で、治療の目標達成まで、2週間毎に新しい装置に交換しながら、歯を徐々に移動させて矯正治療方法です。
精密な型取りをしたものを米国のアライン社に送り、型取りしたものを光学スキャンし3Dイメージングとして再現します。次に「クリンチェック」コンピュータ上で患者様の歯をどのように動かすかを決定し、それを元にマウスピースを作製していきます。
装置装着時口腔内写真です。
ステージ3より歯の表面に「アタッチメント」と「ボタン(クリアリンガルボタン)」を装着しております。
アタッチメントとは通常の「詰める虫歯治療」の素材を直接歯の表面に接着させるもので、歯の3次元的移動の補助を行うものです。
ボタンはアタッチメントと同様に歯の表面に接着し顎間ゴムを装着するために用います。
マルチブラケット装置とは歯の移動メカニクスが異なりますので大きな変化を気づきにくいと思いますが、上顎右側が遠心(後方)移動したことにより側切歯位から小臼歯にかけて隙間が生じております。
その後Stage 30まで進み、お忙しい中、最低でも20時間以上マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用にご協力いただいておりましたが計画通りに歯が動かなかったため「再クリンチェック」を行わせていただくことになりました。
こちらはStage 1の口腔内写真です。
上顎左右犬歯、下顎左右第一大臼歯にボタン(クリアリンガルボタン)の装着を行い、左右で張力の異なる顎間ゴムを使用していただき、正中(上下の歯並びの中心)を揃えること、および左上臼歯の遠心移動を主な目的として再スタートとなりました。
再クリチェク後のStage 22です。
計画通りに歯が動かなかった為、再度「クリンチェック」を行う事になりました。上顎前歯をIPR(歯の隣接の研磨)、現状のアタッチメントを除去し精密に型取りを再度行い、再々クリンチェックとなりました。
下顎前歯のIPR、左上切歯、右上第二小臼歯、左下第一大臼歯と第二大臼歯にアタッチメントを装着し、治療を効率よく進める為、顎間ゴムを前回同様マウスピース型矯正装置(インビザライン)と併用し使用して頂きます。
Stage 29で再配列が終了する予定です。
再々クリンチェック後のStage26です。
左上切歯と側切歯間のスペースが閉じればあと少しです。
最終Stage29まで使用して頂き、動的治療期間(歯を動かす期間)を終了致しました。
現在、自分で取り外しが出来るマウスピース型の保定装置を使用して頂いております。
動的治療終了直後が後戻りといい元の位置に歯が戻りやすい状態ですので、頑張って保定装置を使用して下さい。
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